87冊目:「シンク・クリアリー」 著者:ロルフ・ドベリ
【遊びに来て頂きありがとうございます!】
スイス出身で、スイス航空の子会社数社の最高経営責任者、世界最大規模のオンライン・ライブラリー「GET ABSTRACT」の創業など幅広く活動しているロルフ・ドベリの書籍です。
うん。いきなり結論、いい。
読みやすいし、自己啓発書は久しぶりでしたが、良書だと感じました。
心理学や行動経済学、哲学、投資家や起業家の思想を紐解き、混沌とした社会の生き方の処方箋となるような書籍でした。。
元々ドイツの新聞にコラムとして掲載されていた内容をまとめたのが、本作品。
一つ一つのキャッチフレーズを取り上げ、さらに深堀して書き記しております。
【考えるより、行動しよう】
先行きを完全に予測出来る人はいない。最高の教養を身につけいている人でも先が読めるのは、特定方向の数メートル先までだ。
つまり、考えるだけではだめで、行動しなければならないのだ。
ピカソの名言
「何かを描きたいかは、描き始めてみなければわからない」
【好ましくない現実こそ受け入れよう】
現在の飛行機の安全レベルは地球上のありとあらゆる乗り物の中でも突出している。
しかしそれは、過去の失敗からここまできたこと。飛行機の墜落事故で学んだ事を、未来のフライトの安全性向上に役立てたのだ。飛行機の「窓の形」を変えた事や、フライトレコーダーの搭載など、その都度過去の失敗から生まれた産物である。「好ましい現実」を受け入れるのは簡単である。だが、「好ましくない現実」こそ受け入れる必要があるのだ。
【天職を追い求めるのはやめよう】
重点をおくべきは「アウトプット」より「インプット」
神経衰弱に陥りやすい人の特徴のひとつは、自分の仕事を極端に重視していることだ。イギリスの哲学者 バートランドラッセル
誰にでも天職があるはずという考え方に潜む危険。
天職を追い求めるあまり、自分自身と自分の仕事を重要なものとして
とらえすぎてしまうのだ。
「得意」「好き」「評価される」ことを仕事にする
他にも多数、様々な知見や過去現在の偉人の言葉を参照しながら、
より良い人生を送るための思考法をレクチャーしております。
読む価値は大いにあると感じました。。
それでは。。