80冊目:「21 トゥウェンティワン」 著者:ユヴァル・ノア・ハラリ
【遊びに来て頂きありがとうございます!】
「ホモサピエンス」「ホモデウス」に続くユヴァル・ノア・ハラリさんの最新作が発売されましたね。。。
早速購入。
サピエンス全史では「人類の過去」を。。
ホモデウスでは「人類の未来」を執筆し、世界中の読者に衝撃を与えました。
そして、本作では
「人類の現在」について、ユヴァルが様々な角度から解き明かしております。
雇用・自由・文明・戦争・宗教・正義・教育など、ありとあらゆる視点から、
緻密に俯瞰し、21世紀に生きる「今」を問いただしております。
若干、文章構成が難しい部分もあり、今回は今までの作品と比べて難解な感じを受けました。
凄まじい勢いでテクノロジーや価値観、気候変動が変化している現代。
とかくワタクシ達は、どこか生き辛さを感じながら日々を過ごしております。
携帯の普及・SNSの登場により、世界中が国家を超えて、ひとつの世界をも形成して
おります。
今まで地球の裏側なんて、知る由もなかったのに、いまやフェイスブックやツイッターなどでいとも簡単に見えなかった部分が見えるようになりました。
LINEもそうですよね。人と人の「会話」を無くし、簡単に相手に思いを言葉として残して伝えることが出来ます。
宗教観もどうでしょう。。現代はキリスト・イスラム・ユダヤ・仏教など様々な宗教は存在しておりますが、ITやネットの普及で宗教観を越えた価値観を日々変化しながら
変えつつあります。
性別の価値観さえも変わりつつあります。
男だから・・女だから・・バイセクシャルだから・・など最早、どこか偏った見方も去り、全てとはいわなくても、時代の変化で人々の許容が深まっているのが現実です。。
地球温暖化にも強く警鐘をならしており、このまま何も手を打たなければ明るい未来は
決してないと。。
アメリカのパリ協定離脱などもその嚆矢ですよね。。
もう、時間は残されていない。
一国がどうとか、そういうレベルではないわけです。
地球一国として考え、70億人が住むこの星を、手をとりあい、知恵を出し、寄り添う事が何より重要なのだと感じました。。
ワタクシも身近に何か出来ること、些細な事を少しでもやっていきたいなと思います。
それでは。。