86冊目:「日本人の給料はなぜこんなに安いのか」 著者:坂口 孝則
【遊びに来て頂きありがとうございます!】
日本テレビ系列の情報バラエティ「スッキリ」でおなじみの方ですね。
タイトル通り、ワタクシのお給料も入社当時からすると、そこまで変化はありません。。。笑
読んでて「うんうん、、そうだな」と頷けるような、様々な統計データを元に、
実感値として解説しております。
「コスト」と「リターン」
①老後のお金の「コスト」と「リターン」
②モノ購入の「コスト」と「リターン」
③住宅購入の「コスト」と「リターン」
と、主に経済学の「コスト」に対し、その「リターン」はどうなの?
という部分にフォーカスしております。
日本人の給料も今や世界と比較したら、かなり悪い状況。
そもそもなぜこんなに、日本の給料が一向に上がらないのか??
「私達が人間として生活できる水準が相場で決まり、それが給料の額になる」
マルクスの「労働価値説」から入り、労働者が衣食住をなす最低限のコストが
現在の私達の給料の相場なんだと説いております。
あくまで仮説なんですが、このマルクスの労働価値説に近い形が日本の給与体系なのではないかと言うことですね。。
人間が生きる上での最低限のコスト。この分のみ労働者は資本家から対価として受け取ります。
労働者が生み出した「余剰価値」がほとんど反映されてないわけですね。。
海外には突出した人材が、正しく評価され、労働対価が与えられる。
しかし日本は未だに横並びが正しく、旧式の年功序列によって、頑張っても頑張っても
評価されない環境下です。
ここに、日本の給与が上がらない要因があるのではないかと言うことですね。。
2019年10月、消費増税で10%に上がりました。
モノ購入も、「時期」「コストパフォーマンス」「買換え」などチェックし、購入する事でリターンを得ることが可能となります。
「買い時カレンダー」という早見表まであり、消費者からしたら目からウロコです。。
他にも永遠のテーマというべき、住居に関する問題。
「持家」or「賃貸」
どちらがお得か?なども坂口さんの経済学の立場から解説しております。
齢40になり改めて「経済学」の重要性を学ぶ事が出来、感謝ですね。。
それでは。。