93冊目:「旅の報酬」 著者:成瀬 勇輝
【遊びに来て頂きありがとうございます!】
小学生3年生の時、大阪に住んでおりました。
親の実家が鹿児島県で、年に1回、お正月などに帰省しておりました。
父の運転する「マツダ コスモ」。あんなスポーツカーに家族4人で乗って、
大阪~鹿児島へ帰省しておりましたが、今考えるとよくもまぁ、あんな狭い中
我慢して何時間もかけて帰っていたもんだと、懐かしく感じます。
そんな折、5年生の時に、実家だった鹿児島県へ引っ越し。そんな折、突然父が
ワタクシをたった一人、夜行バスで鹿児島~大阪へ行かせたのです。
ところが不思議なもんです。記憶にあるのは、初めての一人旅、全然怖くなかった。
むしろワクワク感さえ感じていたのをはっきり憶えております。
「可愛い子には、旅をさせろ」
鹿児島のバス停までは両親に付き添ってもらい、そこからはバスの中で一人です。
大阪に無事到着し、兄に迎えに来てもらい、初めての一人旅を経験しました。
考えると、あの経験が、ワタクシの「旅」に対する好奇心を強く根付かせたのだなと
感じます。
大学生で、タイはバンコクにゼミ旅行。
この経験は確実にワタクシの人生観で大きな変化と価値観を与えてくれました。
本日ご紹介する書籍は、世界旅行に関する情報を発信する「TABI LABO」創業者、成瀬勇輝さんの作品。
成瀬さん自身の経験してきた「旅」と「経験」。
そこから得た価値観や人生観など、「旅」から得られる経験が、人生の質を高めて
いくことを記しております。
また、世界の偉人も「旅」を通して成功してきたのは、もはや有名な話です。
マークザッカーバーグ
ジョン万次郎
岩倉使節団など。
歴史を変革してきた偉人も、やはりどこかで「旅」をしております。
世界は一冊の本のようであり、旅をしない者は本の最初のページを
だけを読んで閉じてしまうようなものである
旅をする事で、自分の位置が少しわかるような気がしませんか?
それは、旅した土地を見た景観・文化・人と接する事で、日常とは違う
価値観を得るからなのだと思います。
そうする事で、他人に対し、優しくなれたりします。
自分自身を、俯瞰する事が出来ている。そこには余裕さえ出てきます。
特に海外に出る事で得られる経験は、どんな経験よりも、大きなリターンを
自分自身に与えてくれる。そんな気がします。
他国の人の生活、常識、文化、価値観。
はっきり言ってまるっきり180℃違います。
そんな経験をし、日本に帰国すると、不思議と
「あっ、日本ってめちゃくちゃいい国じゃん」
と改めて知るわけです。
大嫌いな人に5回微笑む
良くない「考え方」をしない。愛されるよりも愛し、
理解されるより理解する事。
マザーテレサの一言です。深いですね。私感ですが、マザーテレサも色々な国を
訪問してきたからこその、悟りなんだと思います。
また、この本を読むことで、「旅」に対する考え方、価値観を深堀できた。
そんな気がします。
それでは。