91冊目:「現代美術史」 著者:
【遊びに来て頂きありがとうございます!】
アートは時世を反映し、主張・表現・思考を視覚化出来る素晴らしい活動です。。
ワタクシもアートが好きです。
現代アートなどは強く興味があり、少ない給料で、ネットで購入したりしております。
見ているだけで、心が癒されます。
また、作成者の思い・工程など考えながら作品を見ると、毎日違った視点から
日々俯瞰する事も出来ます。
今回ご紹介するする書籍は、山本浩貴さんの作品。
一橋大学やロンドン芸術大学で美術史を専攻し、数々の見識と知見で集約し、
とりわけ戦後からの美術史を紐解き、激動の時代と合わさった数々の作品と作成者をフォーカスしております。
日本のみならず、世界の現代美術の歴史を細かく解説しております。
20世紀以降芸術概念は大きく変わり、新しい潮流が誕生してます。
民族・ジェンダー・差別・戦争・震災・五輪・万博など、
地球規模の事象に合わせ、アートが持つメッセージはなんて強烈なんだろうと
改めて感じました。。
言葉で言いたくても、言えない人は沢山いる。
言葉で伝えたくても、伝えきれない。
しかし、美術なら言葉に表せなくても、自分を表現する事が出来る。
日本固有の美術・ヨーロッパの歴史・貧困・差別から生まれた作品・アメリカから
誕生した自由という概念。
趣旨論点などは一旦脇に置き、無機質で、自分自身の「今」を見つめ、
具現化する。
ワタクシもそうですが、例で出すと、ピカソのキュビズムや、ポロックの抽象表現作品なんて端から見ると意味がわかりません。。
しかし・・・・です。
この製作に至る理由や、当時の歴史状況、製作者の思いを理解していくと、
作品を見る角度が大きく違ってきます。
それは、感動でもあり、哀しみでもあり、癒しとでもいう感じでしょうか・・?
私感ではありますが、美術鑑賞から得られる対価はとても儚いと思います。
もし、宝くじで1億円当ったら、世界の美術館と歴史を知るための探求の旅に出たいと
思いますね(笑)
「生」と「死」で結ばれる人生。
時間という無機質な事象が、空間と自然を水のように流していくわけです。
そんな難解な図式でさえ、アートなら表現出来ます。。
様々なアートを通して、生ある人生を彩りたいですね。
それでは。