94冊目:「人を動かす」 著者:アレックス・ファーガソン
【遊びに来て頂きありがとうございます!】
サッカーをあまり知らない方でも、この3名は一度は聞いた事があるのでは
ないでしょうか・・?
実績は言わずもがな、ですよね。どちらかと言うと、「カンフーキック事件」
など破天荒ぶりなスタイルで、人々を魅了しました。
ベッカム。説明は要らないですね。
容姿端麗、正確無比なクロス、そして伝家の宝刀「フリーキック」
クリロナ。今尚ユベントスのエースとして君臨するサッカー歴史上でも1.2位を
争う偉大なプレイヤー。30代に入っても尚得点を量産するところが
やはりずば抜けてますね。。
いずれの3人を無名時代から育て上げたのが、本日紹介する
書籍の著者、ファーガソン監督です。
サッカーファンなら、確実に知っている監督ですね。
スコットランド出身。マンチェスターUを常勝軍団に築き上げました。
特に印象深いのは、1998-1999年の欧州三冠(トレブル)達成。
スペインはカンプノウで行なわれたチャンピオンズリーグ決勝。
バイエルン相手に1-0で後半ロスタイムまで負けておりました。
そこからミラクルを起こし、逆転。2-1となり「カンプノウの奇跡」として、
未だに語り草となっております。
ワタクシもそこからファーガソン監督の魅力にはまり、彼のサッカーに対する
取組み・考え方・哲学・ビジネス、夢中になってテレビで見ておりました。
そして、待望のファーガソンの自伝発売。
チームマネジメント、選手の育て方、全てがビジネスにも応用出きる部分であり、
勉強になります。
基本的にファーガソンは、
「規律」
に重きを置いております。書籍の中でも、
「規律が勝利を約束する⇔規律ありきの世界」
と言っております。ファーガソンの父親がとても厳しく、
自分の言動に対し、幼少の頃から「規律の重要性」を叩き込まれました。
その教育法が、ファーガソンの「基軸」となったんですね。。
「バランス」
ここにも焦点をあてております。
マンチェスターUレベルになると、世界の一流が集まります。
それは、マンチェスターUのクラブ育成組織から始まりますが、とりわけ
これだけの一流が集まると、チームとしての「バランス」が特に
重要だと喝破しております。
実力が抜き出て、明らかにチームの勝利に貢献する選手でも、
チームの「バランス」を崩す選手であれば、
ファーガソンは容赦なく、スタメンから外したり、最悪クラブ追放もあります。
それは、上記に上げたカントナ、ベッカム、クリロナしかりですね。
また、チームをまとめる「主将」選びも、ファーガソン自身の哲学が浸透するように、
あえて、自分によく似た性格の選手を抜擢しております。
アイルランド代表でキャプテンも務めた
ちなみに、個人的には大好きな選手です。。
彼もまた、ファーガソンの寵愛を受けた偉大なるキャプテン。
血気盛ん、チームを激しく鼓舞し、時には勢いあまってチームメイトと試合中
ケンカになることもしばしば。
しかし、当時スター軍団であった個性豊かな選手をまとめあげ、
上記にあげた欧州三冠をはじめ、プレミアリーグ3連覇など、輝かしいキャリアを
築きました。
また、ファーガソン自身が同世代からを受けたプレイヤーが、
オランダが誇る伝説の選手:ヨハン・クライフだと書籍の中でも言っております。
アヤックスやオランダ代表の選手たちはみな、監督よりもクライフの
言うことを聞いたのではないだろうか。クライフがいたチームはみな
クライフのチームだった。
彼が全てを指示し、すべてを掌握していた。
やはり、ピッチ上の監督選びが如何に重要かがわかりますね。。
選手の「やる気」を高める裏技として、そのスキルを紹介しております。
「プラス5%」の力を引き出すスキル
鉄の棒で叩いたからといって、選手が全力を出してくれるわけではない。
本来の力を発揮させたいのであれば、
まずは選手からの信頼を勝ち取り、勝ち癖をつけさせ、そして自らの
伸びしろに自信を抱かせることだ。
選手への特効薬は「よくやった」という言葉なのだ。
本人も気づいていない「プラス5%」の力を部下から引き出してやる
いやぁ、ここは勉強になります。
ものすごくシンプルな事なんですが、
これが普通の管理監督者には出来ないんですよね。
「褒める」
という行為。。
ワタクシもたま~~にしか言えません。。笑
サッカーファンならずとも、この書籍は万人のスキルを高める
書籍になる事間違いなしです。。
それでは。