83冊目:「40歳からの【転職格差】」 著者:黒田 真行
【遊びに来て頂きありがとうございます!】
ワタクシ今年で40歳を迎えました。。
正直、色々と考えます。。このままでいいのか?一度きりの人生。たまには、
一旦人生の区切りとして会社を辞め、新たなキャリアを目指そうか。。。
などなど、思いつつ、目の前の仕事に気付いたら戻り日常へと戻る。。
妄想で終わるところが、ワタクシの現在地。。笑
しかし、そんな悠長な事を言っている場合ではない人達が多々いるわけで。
「一億総転職時代」
70年~90年代に汗水垂らして、一生懸命会社に丁稚奉公を捧げた会社員にとって
まさかこんな言葉が出るなんて誰が思ったでしょう。。
給与減、介護、自分自身の病気、働きたくても働けない状況下で転職をする人も沢山います。
また、キャリアアップや更なる収入を目指すポジティブ型転職など。。
「終身雇用」→「転職労働」
この流れが加速し、今後もその潮流は勢いを増していくかと思います。
20代~30代の若手の転職は勿論、現在では、40代~50代の「ミドル転職」が
右肩上がりで増加しております。
本書では、この「ミドル転職」にクローズアップしております。
転職による「格差」→収入や労働環境などによる企業と社員の思考相違。
ミドル転職による失敗事例
「異業界」「異業種」への転職で成功した例
ミドル転職で成功に導くポイントなどを丁寧に解説しております。
上記の「異業界」「異業種」への転職件数が増加しているのも、寝耳に水でした。
ワタクシの周りにも「同業界」「同職種」への転職がほとんどでしたが、
いまやこの比率は逆転し、全く0からのスタートという人も珍しくありません。
40代転職者の平均年収は約450万(2014年調査 某データ)
田舎暮らしのワタクシからすれば、
「そんなに!!!」
というのが、実感です。。笑
書籍の中で、どこかジーンとくるエピソードが紹介されておりました。。
大企業を辞めて、年収1,500万円から500万円の釣具職人に転職。
すると、元同僚からは「かわいそうに」とか「あいつは変人だな」という目で見られますが、本人は大好きな釣りを仕事に出来るから、
年収が3分の1になっても、「とても満足のいく転職が出来た」
こういったケースもあるわけです。。。
ワタクシからすれば、「なんて幸せな人なんだろうなぁ」と思います。
黒田さんも言っております。
本来価値観は人によって様々です。どんな仕事をしたいか?どんな働き方をしたいか?
も違います。自分が仕事をする上で、働く上で本当に大切にしたいものが何かを
考えることもなく、年収や役職、企業規模などで転職先を決めてしまう。。。
こういった考え方が、多くの失敗と繰り返すのだと。
じっくり、自分の価値観、家族との会話、時間をかけて見直し、次へのステップを
進むことが、理想の「転職」に繋がるのだと感じました。。
それでは。。