★人生は挑戦と破壊の繰り返し★

『自由な働き方』を目指す中年サラリーマン。紆余曲折な日々を、どうでもいい日記を綴っております。

44冊目:「知的生活の方法」 著者:渡部 昇一

【遊びに来て頂き、ありがとうございます!】

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読書の真髄たるものを教えて頂きました本作。

著者は英語学者で、多数書籍を記しております渡部教授。

 

決して難解ではなく、こんな私でもスラスラ頭に入ってくるような、親切丁寧な作品になっております。

 

渡部教授、幼少期から本の虫だったようで。。。

読書が与える力は、世界観、教養、倫理など、人間形成を司る重要な部分が凝縮されているのだと本作から感じました。

 

本作後半部分では、理想的な「書斎」を設計図付でわかりやすく説明いただいております。

これを見ると、

「書斎」が欲しくなります。。。

 

無理してでも本を買う。

無理をしてでも本を買い続けるということをしていない人が、知的に活発な生活をしている例はほとんど知らない。

 

 

図書館を持つ。

自宅に小図書館ーー床を改造した12畳のプレハブでも書斎の他に持てたら、それは知的生活の飛躍的向上を意味するであろう。

 

漫画と言えば、元来は文字通り「漫画と描く絵」

ゲゲゲの鬼太郎の生みの親の水木しげる氏は25年かけて一億枚ぐらいの写真やスクラップを集めた。それが、変死体であるとか、残虐な殺人現場とか、留置場とか、刑務所とは、薄気味悪いところをかくときの資料なのだ。お化け劇画で第一人者の水木氏の作品の質は、こうした地道な特殊資料の蓄積によって支えられているわけである 

 

s氏は断固として自分だけの知的世界を保持しようと決心しているのである。「毎日、必ず始発電車に乗ることには私は一生の希望を託しているのです。」

その結果はどうであろうか?別に遺産もないs氏が、今から数年前に、首都圏内に実に4千坪の土地を買ったのである。 

 

渡部教授の説明からわかるとおり、「読書」の効用というものが、本人のライフスタイルに大きく直結するんだよと教えてくれてます。

 

それは、労働であり、資産であり、倫理観である。

「読書」を「する」と「しない」では大きな違いがでるのだと思います。

 

最後の引用部分の「始発電車」も、このs氏は、あえて朝早い始発電車に乗ることで、「自分だけの知的空間」を作り、その蓄積が、知識となり、武器となり、資産となったのだと説明しております。

 

「知的空間をあえて創る」

 

私も、これを見習い、知的な生活を目指したいものです。。。。

 

それでは。

 

渡部昇一 青春の読書(新装版)

渡部昇一 青春の読書(新装版)