★人生は挑戦と破壊の繰り返し★

『自由な働き方』を目指す中年サラリーマン。紆余曲折な日々を、どうでもいい日記を綴っております。

20冊目:「1分間資本論」 著者:齋藤 孝

【遊びに来ていただきありがとうございます!】

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今や人気作家でTVや雑誌などの取り上げられております教育学者の齋藤孝先生。

今回は斎藤先生が分かりやすく解説しております「1分間資本論」。

本作以外にも「1分間武士道」や「1分間論語」「1分間孫氏の兵法」など、

ポイントと的を絞っている感じで非常に分かりやすい仕上がりになっております。

 

先日もTBSのTVに出演されてましたね。ご自宅が紹介されておりましたが、豪邸なのは勿論、書斎が全て書籍に囲まれているような部屋でさすがだなと思いました。

 

今までに600冊以上の書籍を書かれているのも納得です。

 

今回は「1分間資本論」です。「資本論」を世に出したカールマルクス

この「資本論」。皆様もご存知の通り、岩波文庫から出ているのが9巻にもわたる大著でございます。

なかなか、一般素人の方が、読破するのは難しい量ですよね。。。

 

しかも、内容もはっきり言って、かなり難読で私もさっぱりわかりませんでした。

 

そこで、ばったり出会ったのが、今回の斎藤先生の「1分間資本論」。

 

 

私の中で、このマルクスの「資本論」は現在にもいたる世界情勢を形成したとてつもない書籍なのかなと思います。

 

まず、マルクス主義により、ソ連中国の誕生につながり、世界全体に影響を与えました。マルクスは「資本主義」の行く末、帰結を読み取り、「資本論」として、世に出した。間違いなく、現在に至る世界情勢はマルクスの影響を受けているのだと感じます。

 

①使用価値の大きさを規定するのは、ひとえに社会的に必要な労働の定量、またはこの使用価値の製造に社会的に必要な労働時間にほかならない。

 

マルクスはお金を蓄える事を「貨幣退蔵」と呼んでいます。

⇒お金を貯める人と増やす人は違う。資本家は後者である。

 

③お金を持っていても、資本家はそれで何かを買って価値を増やして売るのです。

 

斎藤先生のおかげで、この「資本論」の一端でも分かったような気がします。

全て完全網羅するのは厳しいですが。。。(笑)

 

資本主義の台頭により、20世紀の科学・経済・医療全てが飛躍的に進歩しました。

人々の生活も豊かになりました。

一方、資本主義により格差の問題も起きました。

戦争・テロ・貧困・自然災害など、資本主義の行く末が、このような世界を生んでいるのも事実です。

 

「歴史は繰り返す」

 

どの世界にもあてはまる言葉なのかなと思います。

 

となれば、マルクスの提唱した「資本論」がこれからも、万人によって受け継がれ、その真意を問うべき日が必要なのかなと、私感ですが思います。

 

また、斎藤先生の「1分間シリーズ」を読み、知見を得たいなと思います。

 

それでは。