98冊目:「2040年の未来予測」 著者:成毛 眞
【遊びに来て頂き、ありがとうございます!】
コロナが5年~10年、時間を縮めたと多数の書籍でも言われております。
今回ご紹介するのは、元日本マイクロソフト社長の成毛眞氏が記した書籍。
2008年、ジョブズが発明したスマホが世に送り出されました。
世論の反応はイマイチ。特に日本に至ってはガラケーがまだまだ主流であり、
平面なこのデバイスに対し大きな違和感を抱きます。
2021年、どうでしょう??もはや人類にとってかかせない必需品となりました。
この差、13年。人によってこの年数が長いか短いかはわかりませんが、
私はとんでもなく「短い」と感じております。言えば、たった13年で
ひとつのデバイスがここまで世界を変えるなんて、誰が想像したでしょう。
ありとあらゆる人間の生活行動とスマホが今では連動しています。
時間・消費・ビジネス・記憶と、人間の本質的な「欲求」を全て満たす
革新的発明品が一人の人間によって生まれました。
ようするに未来は誰にも予測が出来ない。
誰がスマホの誕生を予想出来たでしょうか?
誰がコロナパンデミックを予期したでしょうか?
しかも、これからの時代、猛スピードで更に革新が起こると喝破しております。
2040年には、自動運転は当然、確実に空飛ぶ自動車が、当たり前になっているとまで
言っております。
いやぁ、びっくりですよね。ちなみにワタクシ2040年は丁度60歳。
定年間近(2040年には定年という言葉もないかも)で、車がビュンビュン飛んでいるなんて、はっきり言って想像出来ません。
しかし、何度も言いますが誰もが、2008年以前、スマホが想像出来なかったように、
現代人類の想像をはるかに超える世界が待っているのだと。
他にも、VRやARなどの拡張現実世界の浸透。aiが完全搭載されたIot家電の普及。
本作では、テクノロジーだけではなく、日本の未来にも深く切り込んでおります。
かなりコテンパンに悲観しております。
②人口減少
③財政危機(社会保険・年金の問題)
まぁ、びっくりするぐらいネガティブな事を予想しておりましたので、
ワタクシも最後の方は、
「ワテ、このまま何もせんかったら、死んでまうで~~笑」
みたいな、スーパー後ろ向きな気分で最後読み終えました。
ただ成毛氏がこの書籍で伝えたかった、「未来を予測することは重要」
であり、歴史から過去を学び、今を賢く生きる事が今後、求められるのかな
と感じました。
非常に、そういった意味で価値ある書籍でした。
それでは。