95冊目:「ダダとシュルレアリスム」 著者:マシュー・ゲール
【遊びに来て頂きありがとうございます!】
ヨーロッパで発祥した「ダダイズム」。
既存の芸術に異を唱え、過去の概念や秩序、常識を疑い、
新たな「芸術」を生み出した活動。
ピカビア、デュシャン、ピカソ、ダリ、ポロックなど19世紀から20世紀に移る
激動の「変化」を描いてきた画家達。
ダダ運動とその本質ともなるシュルレアリスムの誕生が、一冊に凝縮され、
通史ともなり理解しやすい内容になっております。
作品写真も掲載しながら、説明を付け加えておりますので
非常にわかりやすいですね。。。
現在のアートに繋がる過程がこれほど、深く、歴史と結びつきを持っていた
事に改めて感嘆しました。
2度の大戦を得て、当時の背景を描写し、窮状し、そこから強く自身の想いを
世界にぶつけるエネルギーは凄まじいですね。。。
必読に値する、良書だと思います。。
それでは。