53冊目:「美しい大和言葉の言いまわし」 著者:日本の言葉倶楽部
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美しい「大和言葉」の言いまわし: さりげなく、折り目正しく「こころ」を伝える (知的生きかた文庫)
- 作者: 日本の「言葉」倶楽部
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2015/11/24
- メディア: 文庫
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「今日はいい天気ですね」
「今日はいい日和(ひより)ですね」
皆様、上記の言葉を比較した際、どちらがポカポカしてると思いますか?
なんとなく、下段の「今日はいい日和(ひより)ですね」のほうが、ポカポカすることないでしょうか?
この言葉にも解釈があり、「ひより」が生粋の日本語みたいですね。
つまり「大和言葉」です。
私もそうですが、既に「大和言葉」という言葉すら、知らなかったという方は多いと思います。
書店に立ち寄ると、ふと気になり、読むと結構目からウロコな言葉と意味がワンサカ出てきます。
「言葉」は「言霊」ともよく言われます。
日本人は世界のどの国よりも、平安時代に誕生した「平仮名」を機に、「言葉」そのものを味わい深く、咀嚼し、楽しみ、尊厳を持ってきた人種だと私は感じます。
日本独特の「四季」。恵まれた気候風土、そして海山なる環境と土地。全てが相まって、「大和言葉」というものが誕生したのだと思います。
ここで、いくつかの「大和言葉」を紹介させて頂きます。
日常言葉
「つまらないものですが、どうぞ・・」 ※ほんのわずか、少しばかりの意味
「印ばかりのものですが、どうぞ・・」
日常言葉
「どういたしまして」 ※相手に提供したものが粗末だと謙遜する言葉
「お粗末さまでございました」
日常言葉
「今後とも宜しくお願いします」 ※目上の人の初対面の際や、部下を紹介するときに使う。
「お見知り置き下さい」
日常言葉
「正直で素直な」 ※スパッと縦に割れる竹の性質に由来する
「竹を割ったような性格の持ち主」
日常言葉
「ご一緒させてください」 ※主となる人に従って同じ行動をしたり、もてなしを受けること
「お相伴させていただきます」
いかがでしょうか・・?
最後の「お相伴させてください」なんて、私が上司に使った日には、「なんて?」みたいな感じで頭の上に「?」がつきまくるでしょうね・・(笑)
でも、日常会話でさりげなくこういった言葉を使うと、その人自身の見方も変わると思います。
やっぱり、品があります。大和言葉は。
品のある、ダンディーな言葉を使用したいものですね。
それでは。