★人生は挑戦と破壊の繰り返し★

『自由な働き方』を目指す中年サラリーマン。紆余曲折な日々を、どうでもいい日記を綴っております。

33冊目:「月の満ち欠け」 著者:佐藤 正午

【遊びに来て頂きありがとうございます!】

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仏界の世界で言う「輪廻転生」。皆様も一度は聞いた事があるかと思います。

 

簡単に言うと、人間は死を迎え、また、新に生れ変る。繰り返し。

 

信じますか・・?

 

直木賞を受賞した佐藤正午さんの作品「月の満ち欠け」。

 

私、本を読んで泣いたりする事があまりないのですが、

 

号泣しちゃいました。。はい。。。

 

ネタバレしちゃうので、言えませんが、特にラストがね。。。ウルウル。。(笑)

 

3人の男性と独りの女性というか、、「瑠璃」。この「瑠璃」という女性が3人の人生と深く絡み合っていきます。

 

印象に残っているのは、三角哲彦がレンタルビデオ店でバイトをしていた時の話。

雨が降っている日に出逢った「瑠璃」との儚い純愛というかですよ。。

 

「瑠璃」が輪廻転生によって生れ変り、不変の愛を貫く人間像を佐藤さん見事に仕上げてくれてます。

純愛物語に集約されるところを、緻密に「時間」という無慈悲なモノを噛ませ、30年以上による人の人生と密接に絡み合わす。。。

直木賞とる方の思考回路って、私みたいな凡人には分かりませんね。。。(笑)

 

 

また、佐藤さんの作品を読みたくなります。。。

 

それでは。