3冊目:「老人と海」 著者:A・ヘミングウェイ
【遊びに来て頂きありがとうございます!】
アメリカ文学が好きで、高校生に頃にヘミングウェイの「日はまた昇る」を初めて読んだ時は、「ヨーロッパ旅行に行きたいっ!」って感化されたもんです。
齢も重ねた老漁夫のサンチャゴさん。
とにかく文面からも「悲壮な独り暮らしのおじいちゃん」て感じが伝わります。
そんな姿を見てか、近所に住む心優しい子供がサンチャゴさんを色々と助力してあげる
わけです。
そんなサンチャゴさん、いつものように大海に向け漁に出ます。
するとドデカイ、カジキマグロがヒット。
そこからビックリ仰天。なんと4日間に渡り、マグロと対峙します。
結果、手のひらが網でボロボロになりながらも捕獲。
しかし、悲しいかな、港に引き上げる際、血の匂いを嗅いだサメさんがサンチャゴが捕らえたカジキちゃんをパクパク食べちゃいます。
港に着いたときにはカジキちゃんは骨と僅かな身を残しているだけでした。
悲嘆にくれるサンチャゴさん。
マストをたたみ、家に引き上げようとすると、先ほどの優しい子供が近寄り、サンチャゴさんの手荷物を取り、一緒に家まで運んでくれます。
家に着くや、サンチャゴさんあまりの疲労にベッドに直行。そこで子供は自分の家から何か食べるものを持ってくるとあとにする。
そこで物語は終わります。
ある意味、私からしたら非日常の世界。
私の住んでいる所は、すぐ海の近くです。
仕事をしてる際に、小さな船を見ると、真っ先に「あっ、老人と海や」。
こんなんです。
この本を読むと「生きる活力」みたいなものをなぜか、頂けます。
サンチャゴさんみたいな社会とお金と人間関係とは無縁な、隔絶した世界をたった
独りで生き抜く力。
サンチャゴさんって決して強くはない。
だのに、一筋の希望を見出してくれる。
その上、この本癖になります。なぜか。。。
サンチャゴさんの持つ「弱さ」がどこか人を惹き付けるのかな~って勝手に思います。
ちなみ、映画化もされております。
私も見ました。下記の映画は製作が古いので結構オールディーな仕上がりとなっています。
小説も読んだ後に見ると、尚面白いかと思います。
それでは。