9冊目:「森の生活 ウォールデン」 著者:H・D・ソロー
【遊びに来て頂きありがとうございます!】
現代人、一度は誰もいない場所でくつろぎたい。そう思った事が誰しもあるのではないでしょうか・・・?
この本、そんな皆様にはうってつけの本かと思います。
アメリカの作家、ソロー兄さんが記した書籍。ソローのあんちゃん、頭良いです。
ハーバード大卒。見た目良し。容姿端麗博学なんですが、独身。
超絶主義者とも言われています。街を離れ、人とも離れ、徹底的に一切の外部環境から自分を切り離し、森の中で自給自足の生活を始めます。
期間は2年2ヶ月程。
その中でソロー兄さんが森の中で体験会得した、思想・生き方などが記されております。
アメリカのマサチューセッツ州のコンコード。市の中にあるウォールデン湖で森生活を始めます。
その土地、なんと氷河が堆積している状態な程、過酷な極寒地だったみたいで・・
自分で木を伐採し、わずかばかりのお金で材料を調達し、小屋を作ります。
田畑を肥やし、種を植え、野菜や穀物など収穫します。
そして、収穫した食物を市場で売り、生活の糧を得ていきます。
ソロー兄さん、たった一人で過酷な過程に対し怯まず、自分の道理真理を探究していきます。
行き着いた先が、この書籍につながり、後世、現在も語り継がれる名著となっております。
ソロー兄さん、当時の学生に対し、こう呼びかけております。
学生諸君は社会がこの金のかかるお遊びの費用を出してくれるからと言って、人生をただ遊んだり、学んだりしてすごすのではなく、終始一貫して、人生を真剣に生きるべきだ。
学生どころか、現代人には痛切に響く言葉なのではないでしょうか。。
2019年現在、今、世界は目まぐるしく、文化・思想・経済など変わりまくっている混沌した時代に突入しているような。
公正という言葉がありますが、もはや何が悪くて何が正しいの?と非常に答えがない世界なのかなと思います。SNSなどその嚆矢とも言える部分が散見されてますよね。
だからこそ、時には過去の賢人というか、こういったソロー兄さんの教え・思想など
から学ぶところもあるのではないでしょうか・・
少しでも生きる道標が見つかれば尚よいですよね。。。
それでは。
※近くの美術館にて、ルオー展が開催されており、早速行ってきました。